フランスのプロヴァンスといえば・・・。
オリーブオイル、ラベンダー、チーズなどが有名ですね。
石鹸も有名なのですが、オリーブオイルほどではないように思います。
しかし、私の目的は石鹸であり、オリーブオイルは石鹸の原料でしか
ありませんでした。
マルセイユ石鹸は多くの日本人がお土産にと日本に持ち帰りますが、
その石鹸を使いこなしてはいないような気がします。
例えば、入浴の際に全身1個の石鹸で済んでしまうことや、
洗濯の際に、首の周りにくるっと石鹸を塗っておけば、汚れがきれいに
落ちることを知らない方が多いように思います。
とてももったいないことだと思います。
異国で生まれ、日本にやってきたマルセイユ石鹸。
まさに今、マルセイユ石鹸が生まれる瞬間の目撃者になるため、
勢いまかせに関西国際空港を飛び立とうとしています。
日本を思いつきのままに飛び出し、マルセーユ・プロヴァンス国際空港に
到着するまでは乗り継ぎはあるものの、航空会社が安全に送り届けて
くれますが、そこからは当たり前ですが、ガイドもいない一人旅であり、
計画性も皆無につき、泊まるところは当然決まっていない上に、
目的地である石鹸工房までの行き方すら分かりませんでした。
そこで私は空港を出ると、乗り合いバスのようなものにのり、言葉をうまく
伝えることや理解することができなのですが、身振り手振りで石鹸工房へ
行きたいという意思だけは主張しました。
延々バスに揺られて到着したのは、何だか素敵なAubenasという所でした。
!!!マルセイユではない!!!しかも日付変わってる!!
!!ここはどこでしょうか???!!
この時の驚きはまさに腰が抜けた!という不意をつかれたものでした。
石鹸工房へ行けないという絶望と紙一重の純粋なショックでした。
そもそもの計画性のなさなどは反省しようという気持ちすら持たず、
このAubenasから石鹸探索の旅を始めようと、絶望を打ち消して前向きに
とぼとぼ歩き出しました。
スーパーのようなところで偶然にも日本の大学生旅行者に会い、
その旅行者と同じ民宿に泊まり、野宿を回避することができました。
これは後になってから、とても幸運だった出来事だと思いました。
石鹸工房の場所や行き方なども教えてもらいました。
観光パンフレットに詳細に記載されていたので、私にあと少しの計画性が
あれば、もう少しスムーズに石鹸工房へたどり着けたかもしれません。
このAubenasというところはArdeche県の南にある小さな村です。
Ardeche県は南にGard県、東にローヌ河を線としてDrome県と隣り合う村です。
『Ardeche』とは昔、川の名前だったそうです。
アルデッシュ渓谷は有名ですが、あまり知られていません。
特に【石鹸欲】を満たしてはくれない地域だったので、詳細は省きます。
何となく観光をして1週間ほど過ごしました。
Drome県にMontelimar(モンテリマール)とNyons(ニョンス)、
地方都市にあたるValence(ヴァランウ)があります。
城跡や教会などが有名ですが、あまり見て歩きませんでした。
Montelimar(モンテリマール)はヌガー(アーモンド、ピスタチオ、はちみつ
などで作られるお菓子)で有名です。
余談ですが石鹸にアーモンドの粉末ピスタチオの粉末、はちみつを
入れ込んで作ると、それぞれ特徴のあるしっとり石鹸になります。
(ご当地マルセイユ石鹸はそういったものを混ぜてはないようですが)
そんなことを考えて、Montelimar(モンテリマール)自慢のアーモンド畑と
ラベンダー畑を眺めていました。
次にNyons(ニョンス)は、Montelimar(モンテリマール)の南に位置し、
オリーブの生産で有名な村です。
(石鹸にどんどん近づいてきているような気がして、わくわくします)
Montelimar(モンテリマール)からバスで移動です。
バスはCotes du Rhoneのワイン畑を越え、オリーブの村に着きます。
ここで特筆すべきは、プロヴァンスのイメージそのものの風景です。
古いレンガ焼きの街並みに大きく降り注ぐ太陽といったイメージ。
その街並みを囲むような広大なオリーブ畑。
オリーブオイルがおいしくて健康的な味がするのは、生育環境に
よるものだと実感しました。
そして、待ちに待った(観光をしていたら遠回りしてしまった)マルセイユです。
マルセイユは港町で、異国(特に日本の)女性が一人で歩き回るなんて、
ちょっと考えられないほど治安に問題があります。
街中どこでもそうということではなく、至る所に『一人で歩き回ってはいけない
スポット』のようなものが点在していました。
そんなマルセイユですが、まだまだ長くなってしまいそうなので、
次回に回させて頂きます。