時は1999年の終わり。
「サボン ド マルセイユ ワイルドローズ」ですっかり石鹸の虜となった私は
自然・天然と名のつく石鹸を手当たり次第に買い漁り、使ってはその使用感に
愕然とするばかりでした。
こんな顔が乾燥するなんて!
何だ!?この人工的な香りは!!天然であるはずがない!!
その原因を探るべく、自然・天然をキャッチにした●●ショップに
足しげく通い、店員の方に質問・詰問を繰り返しました。
しかしピン!とくるような回答は得られず、化粧品を進められる始末。
『石鹸で洗顔して乾燥してしまうなら、こちらを使えば・・・』
私が本当に知りたいのは、上記のマルセイユ石鹸は顔が乾燥しないのに、
どうしてこの天然や自然と表示され、あくまで肌に良さそうな石鹸は
乾燥するのかということにつきるのです。
そしてどうしてその石鹸で洗髪すると、髪がボサボサでゴワゴワになる
のかということです。
店員さんがダメならば、直接メーカーに問合せよう!と製造メーカーや
販売メーカー、または輸入元などに問合せを開始しました。
店員の方よりは多少、知りたい情報を得ることができました。
しかし、どのメーカーも自分のところで作ったり売ったりしている商品を
悪く言うことはありません。これは当然だと思います。
私は『どうして』を完全に解決することができず、もどかしい思いを
するしかありませんでした。
とある勇気ある?善意のメーカーの広報の方が、石鹸は『純せっけん』と
『化粧石鹸』があると教えてくれました。
そのメーカーで取り扱っているのは、『化粧石鹸』であり、
これは石鹸素地に香料・保存料・顔料を練りこんだものだから、
より肌に優しいのだと言っておりました。
肌に優しいかどうかは、使っている私が一番良く分かっていて、
『絶対に優しいわけがない!』とは思いましたが、石鹸は2種類あることが
分かりました。詳しくは#02に書かせて頂いた事です。
合成界面活性剤と天然の界面活性剤の違いです。
これは私は某メーカーの方からヒントをもらい、図書館でつきとめた、
驚きの石鹸の真実でした。
そこまで分かった私は、石鹸を購入する際に、商品のパッケージなどに
記載されている成分を表示を必ず一読してから買うようになりました。
自分が怪しいと思った成分、刺激になるであろう成分が含まれている商品は
買わない。
メーカーからの情報は限られている。
メーカーにとって都合が悪そうな情報は、開示することは少ない。
だったら表示成分を見るしかない。
それも全部記載されているかは分からない。
肌に優しくなさそうな成分は、『●●してはいけない系』の文献で
詳細な情報を入手する事ができる。
優しい石鹸はどんな石鹸か分かったら、今度はその石鹸の
生まれる瞬間を見てみたい!
期末試験まで2週間の私は、マルセーユ・プロヴァンス国際空港行きの
チケットとパスポートを握りしめていました。
目的はマリウス ファーブル ジューン社の石鹸工房です。
もちろん、自分が卒業できなくなることなど思いもせず、
アポイントなしで当時若かった私が体当たり取材をすることの迷惑など
考えもしませんでした。
ただひたすらマルセーユ・プロヴァンス国際空港とマルセイユ石鹸に
限りない憧れと期待だけが無限に広がっていました。(自分の中で)
次回は期末試験を受けずに石鹸の旅にでかけた珍道中を書かせて頂きたいと
思います。