腸内環境を整える商品は、どこから始めたらいいですか?どれが最初におススメですか?

腸内環境を整える

「腸内環境を整える商品は、どこから始めたらいいですか?
最初はどれがおススメですか?」

はい、そのように思われる方多いと思います。

こだわり商品研究所がご紹介している商品は、すべて厳選した「イチオシ商品」ですが、どこから手を付けて良いかわからないかもしれません。


そこで、その質問を受けた時に、こだわり商品研究所がお伝えする内容をページにまとめてみました。
これを読んでいただいて、全体像をご理解いただければと思います。

腸内環境を整える本丸は「発酵性食物繊維」


腸内環境を整えるための基本は、発酵性食物繊維です。
つまり、定着している腸内細菌の栄養になる栄養素プレバイオティクス)です。

発酵性食物繊維には、いくつもの種類があります。
「できるだけ多くの発酵性食物繊維の種類を食べる」ということが考え方の基本です。

1種類の発酵性食物繊維ばかりを食べ続けていると、それが好きな腸内細菌のみが増えます。
満遍なく腸内細菌を増やす、ことが大切です。

基本は「大麦」


発酵性食物繊維を食べるにあたって、一番最初に加えてほしい食品は、大麦です。
主食であるため毎日食べやすい量を摂りやすい、という理由です。

大麦の発酵性食物繊維は、β-グルカンアラビノキシランなどです。
穀物繊維」と表現することもできるのですが、農耕民族としての生活を長く続けてきた日本人にとって、穀物繊維は、特別な存在とされています。おそらく穀物繊維が好きな腸内細菌が多く存在するのだろうと思います。

最初は「キラリモチ もち麦くん」


大麦は、こだわり商品研究所でも、いくつか種類があります。

基本は、「もち麦くん」です。キラリモチという「もち麦」になります。
農研機構が開発したβ-グルカンが他の大麦より多い品種。大麦、もち麦を使った実証実験が行われる際は、このキラリモチが使われることが多い、代表的な「もち麦」です。

また、「もち麦くん」は、大麦食品推進協議会の中でも、象徴的な商品として取り上げられることが多いです。なんと、岡山県美作市が、自治体として住民の健康のために、つくっている「もち麦商品」になります。

白米と一緒に、30%程度混ぜて炊きます
もちもちプチプチした食感が美味しいという方、多いです。

次の選択肢としては「米粒麦」


次の選択肢としては、「米粒麦」です。
これは、キラリモチをお米と同じような大きさに整えたもち麦です。

白米と一緒に炊きますが、紛れてわからないほど馴染みます。人によっては「もち麦」が入っていることを気が付かない方もいらっしゃるのでは。
大きさを整えるだけで、味わいも変わってきます。
もち麦は、外側を整えたとしても、食物繊維は本体に構造的に入っているため問題ありません。

高・食物繊維 スーパー大麦


もうひとつの選択肢としては、スーパー大麦です。
スーパー大麦は、含まれる食物繊維量が多く、種類もフルクタンβ‐グルカンレジスタントスターチの3種類以上。そのため、大腸の各部位に満遍なく届くという利点もあります。まさにスーパー大麦です。

固めの大麦です。ですから、もち麦ほど多くの量は入れません。スーパー大麦は、白米との配合割合がそれほど多くなく、また固めのため、白米の味を邪魔しません。白米の味はそのままに、中に固めの大麦が入っているという感じです。

配合比が比較的少ないため、食べられる食物繊維量としては、もち麦と比較して、それほどの違いは出ないと思います。大麦とスーパー大麦を両方用意して、日によって食べ分ける、というのが理想です。

ごはん食でない人は、オートミール


白米ではなくパン食です。と言う方は、オートミールと言う選択肢も。

オーガニックオートミールをご用意しています。
東証プライム上場の世界的食品企業が選抜したオートミールです。
「世界的」と書いたのは、世界の食品事情の専門家という意図で書きました。オートミールの原料である燕麦は、海外の原料がほとんどなのです。

価格は安いと思います。
ちなみにわたしは、毎朝このオートミールを食べています。柔らかいため胃にやさしいのです。

また、スーパー大麦フレークと言う選択肢もあります。フレークは、量が食べられるため、スーパー大麦を食べる手段としては適切です。一切、味付け無しですから、その点も良いです。

大麦だけでいいか?


腸内細菌は、膨大な種類存在します。
腸内細菌によって、好きな発酵性食物繊維が違います。

ということは、できるだけ多くの発酵性食物繊維を食べた方が良いとされます。

基本は大麦と言いましたが、大麦だけではなく他の発酵性食物繊維も食べるべきです。
そこで、次にお勧めしたいのがイヌリンです。

イヌリン


イヌリンは、菊芋やチコリなどの野菜に含まれている発酵性食物繊維です。
ごぼうにも含まれますが、菊芋、チコリと比べると少ないです。

イヌリンは、発酵速度が早く、大腸の入り口付近で発酵します。
大腸の前半の腸内細菌の栄養になる可能性が高い
食品です。

大麦β-グルカンは、大腸の中盤。発酵速度によって、大腸内での腸内細菌の栄養になる場所が違うのです。

その意味でも、大麦とイヌリンは併用したいです。

イヌリンは2種類


イヌリンは、「きくいもの里 きくいも粉末」と、「イヌリア®発酵するナチュラルイヌリン」の2種類をご用意しています。

菊芋粉末は、菊芋をそのまま粉末状にしたものです。イヌリンだけではなく、菊芋すべての栄養素が入っています。ちなみに菊芋は、「世界3大健康野菜」と言われることがあります。
それに対してイヌリア®は、精製されたイヌリンです。

菊芋は、味に影響を与えます。コクが出るという方もいます。
選び方としては、コーヒーやスープなど味に影響を与えたくない食べ物、飲み物に入れる場合は、イヌリア®です。お味噌汁、カレー、シチューなど入れても、味にあまり影響を感じなさそうな、むしろコクがでそうな食品に入れるのならば、菊芋粉末です。

これも、両方用意して、食事によってどちらを配合するか変える、というのがオススメです。

海藻の食物繊維


日本人にとって忘れてはいけないのが海藻です。日本人には海藻を栄養にすることができる腸内細菌が存在しています。この腸内細菌は、欧米人には存在してないようです。

ということで、発酵性食物繊維として、海藻を欠かさずに食べることをおススメします。
海藻の食物繊維には、アルギン酸フコイダンポルフィランなどがあります。

こだわり商品研究所では、2商品ご用意しています。
選んだ基準は、毎日食べやすい、食べ続けやすい海藻です。とくに「漁師のまかない海苔」は、何にでもかけて食べられます。しかも、美味しい。これは優れものです。家に一袋あると非常に便利。海苔の食物繊維は、ポルフィランです。

海藻七草スープ」は、7種類の海藻が一度に食べられるのがポイントです。
海藻は、食べ過ぎも問題あります。適量が良いとされます。

果物の食物繊維


果物にも発酵性食物繊維があります。例えばペクチン
これもできれば毎日食べたいものです。
発酵性食物繊維は、種類が多ければ多いほど良いと思います。

デイリーフーズのプルーンエキス」をご用意しています。
なんと、発売から50年のロングセラー商品です。

プルーンには、ペクチンだけでなく、 ソルビトールという天然に存在する甘味成分も含まれます。これも腸内細菌の栄養になります。ネオクロロゲン酸β-カロテンβ-クリプトキサンチンなどのポリフェノール(抗酸化栄養素)も豊富に含まれます。エイジングケアには欠かせません。

しかも、カレーなどに一緒に入れると、味がワンランクアップします。ヨーグルトと一緒に食べても美味しい。毎日の食卓に欠かせない食品です。

野菜の食物繊維は?


「食物繊維を食べるために、野菜を食べています」というご意見、よく聞きます。

一般的に野菜の食物繊維は、セルロースなど、不溶性食物繊維が多いです。
不溶性食物繊維は、腸内細菌のエサにならないものも多いです。
不溶性食物繊維は、大切な食物繊維ですが、役割が違うとお考え下さい。便のカサを増やすとか、他の働きがあります。

食物繊維ってそんなに大切なの?


大切です。極めて大切です。おそらく人間の根幹にかかわる栄養素です。

近年、腸内細菌叢によって、あらゆることが説明されるようになってきました。身体の健康面だけではなく、精神面にも影響を与えるようです

人は腸内細菌と共同して身体の恒常性を保っています。その腸内細菌の栄養となるのが発酵性食物繊維です。

にもかかわらず、「日本人の食事摂取基準(厚生労働省)」などを見ても、不足している人が大半のように思われます。

食物繊維に関してまとめたコーナーがあります。
ぜひ、ご覧ください。

プロバイオティクス


今まで腸内細菌の栄養であるプレバイオティクスについてまとめてみました。

もうひとつ腸内環境を整えるために大切なのが、プロバイオティクスです。
これは、外から菌を入れることを言います。※プロバイオティクスについて、正確ではない伝え方ですが、考え方としてわかりやすいため、このような表現にしています。

ヨーグルト、納豆、キムチ、など発酵食品などのことを指します。
プロバイオティクスの菌は、腸内に定着しません。
食べるのを止めると、いなくなってしまいます。
そのため、継続的に食べ続ける必要があります。
しかし、重要な食品です。

プレバイオティクス、プロバイオティクスを併用するのが最適とされます。

最後に・・・


「読んでいると、これも大切、これも大切、どれもすべて用意して、食べ続けることをススメられた気がする」

と思われたかもしれません。
仰る通りです。

こだわり商品研究所として、腸内環境に関しての情報収集をしていく中で、必要な栄養素、それを具体的な食習慣に落とし込むための食品を探し続けて選択した商品ばかりです。

理想は、ここに紹介した、すべての食品を食習慣に取り入れると考えています。
おそらく「ひとつの食品を食べていたらそれで大丈夫」ということは無いかもしれません。
トータルで食習慣に取り入れる必要があると思っています。

それを実現可能とするため、できるだけ適切な価格設定の食品を選んでおります。
ご理解いただけると幸いです。

最後に、「腸内環境を整える」食品は、効果効能を目的として食べるものではないと思っています。例えば、便秘が解消されるとか、体調が劇的に良くなるとか・・・。
結果的にそれを実感することもあると思いますが、それが目的ではないです。

「腸内環境を整える」食品を食習慣としてほしいと思っています。食習慣にすることで、極めて大きな影響があるはずです。ただそれは、徐々に根本的に変わるため気が付かないかもしれません。食習慣にすることが大切です。