脂質はプレバイオティクスだった

脂質はプレバイオティクス

ここ数ヶ月、頭から離れない言葉があります。
それが、

「脂質はプレバイオティクス」

これは、國澤純先生という研究者の方の話を聞く機会があったので、先生の文献を探していてその中に書かれていた内容です。
※食用油を起点とした脂質代謝と腸内細菌叢の変動を介した宿主免疫制御(雑賀あずさ、國澤純)オレオサイエンス 第19 巻第4 号(2019)

プレバイオティクスとは、一般的に善玉菌とされる腸内細菌を増殖させる、結果的に一般的に悪玉菌とされる細菌の増殖を抑制する食品のことです。食物繊維とかオリゴ糖とかです。

教科書的に読んでいる本にも、このような内容が書いてありました。

「食事脂質の違いが腸内細菌叢や宿主の恒常性機能に影響を与えることが近年の研究によって明らかになってきた」
※「腸内環境のリポクオリティと疾患制御」(木村郁夫、長谷耕二)/「脂質クオリティ」(編集=有田誠、羊土社、2018)

こだわり商品研究所は、水溶性食物繊維に関心があって、大麦とか菊芋をご紹介してます。腸内細菌のエサになるからです。

脂質にも大いなる関心があって、えごまとかインカインチオイルとか、オリーブオイルとかを紹介しています。脂肪酸の質を整えることが大切、ということでご紹介しています。

脂質はそれだけでなく、腸内細菌叢にも影響を与える。
脂質もプレバイオティクスだった!

わたしの頭の中では、脂質は完全にプレバイオティクスになっています(^^)。
こういう話は、ワクワクします。

ちなみに、一昨年、黒酢の研究会に参加した時、懇親会で著名な研究者の方が、

「黒酢は、シンバイオティクスだ。」

と話をされていたことを思い出しました。

シンバイオティクスは、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両面を併せ持った食品。
プロバイオティクスは、ヨーグルトなどの食品です。有用な微生物です。

黒酢は、シンバイオティクスと言っても良いくらいの食品なのですね。
発酵食品ですし、酢酸ですし、結果的に腸内細菌叢にいい影響を与えるのでしょうね。

これもワクワクしますね。

栄養の話って、「仕組みを知る」話なのでワクワクします。
こういった情報を知ると、何を食べるかの選択肢が変わりますね。

通販会社的に言うと、「商品選び」の視点が増えます。

#プロバイオティクス
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#腸内細菌
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