オートミール
食物繊維が豊富なオートミール
オートミールを紹介します。オートミールを紹介する理由は、「食物繊維が豊富」なためです。手軽に食べやすく、いろいろな食べ方ができるため、日々の食生活に取り入れやすいと思います。
不足しがちな食物繊維とは
「不足しがちな食物繊維を補う」が、こだわり商品研究所の重要なテーマ。
この場合の食物繊維とは、「発酵性食物繊維」を指します。
発酵性食物繊維とは、腸の中で腸内細菌のエサとなって短鎖脂肪酸を産生する食物繊維です。
この発酵性食物繊維には、「水溶性食物繊維」、そして不溶性食物繊維の中でも発酵性であるアラビノキシランなどの「穀物繊維」があります。
オートミールの原料オーツ麦(燕麦)
こだわり商品研究所では、食物繊維を補うために「大麦」「もち麦」などをご紹介しています。
オートミールは、「オーツ麦」と呼ばれる「燕麦(えんばく)」が原料です。
オートミールとは、燕麦を脱穀して加工したものです。
oatmeal(オートミール)は、ort(オーツ麦)の mealです。
オーツ麦(燕麦)の栄養素
さて、まずは、オートミールの栄養素を比較してみます。
燕麦、押麦、玄米、精白米の栄養素を比較してみます。
文部科学省 日本食品成分表示表(7訂)よりピックアップしたものです。
それぞれ100g中の量です。単位はg。カリウム、マグネシウム、カルシウムはmgです。
※商品や種類、産地、分析方法による違いがあると思います。一般的な値とご理解ください。
※この中の押麦は、大麦の押麦です。こだわり商品研究所でご紹介しているのは「もち麦」ですので、食物繊維量などは、押麦より多いです。
文部科学省 日本食品成分表示表(7訂)より
エネルギーkcal | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 水溶性 食物繊維 |
不溶性 食物繊維 |
カリウム | マグネシウム | カルシウム | |
燕麦(オーツ麦) | 380 | 13.7 | 5.7 | 63.1 | 3.2 | 6.2 | 260 | 100 | 47 |
押麦 | 346 | 6.7 | 1.5 | 72.4 | 6.7 | 5.5 | 210 | 40 | 21 |
玄米 | 353 | 6.8 | 2.7 | 78.4 | 0.7 | 2.3 | 230 | 110 | 9 |
精白米 | 358 | 6.1 | 0.9 | 83.1 | - | 0.5 | 89 | 23 | 5 |
他の穀物と比較して
不足しがちな食物繊維を補うのに適している
燕麦(オーツ麦)は、水溶性食物繊維は押麦より少なく、不溶性食物繊維は押麦より多いです。
燕麦(オーツ麦)の不溶性食物繊維は、発酵性であるかどうかはわからないのですが、その可能性は高いです。
総食物繊維量としては、押麦が 12.2。
燕麦(オーツ麦)は 9.4です。
これは、同じ量食べた時の値です。
押麦をどの程度の量白米に混ぜて炊くのかによって、押麦を食べた時の食物繊維摂取量は変わってきます。
燕麦(オーツ麦)も、どの程度の量食べるかによって違ってきます。
比較的オートミールは量を食べやすいと思います。
それを考慮に入れると、オートミールは食物繊維を摂取するのに適した食品だと思います。
たんぱく質、カリウム、マグネシウムが多いのもポイント
燕麦(オーツ麦)は、たんぱく質や、カリウム、マグネシウムが、押麦と比べて多いというのもポイントです。
ちなみにオートミールは比較的量を食べることができます。
たんぱく質は、不足しがちな栄養素です。
オートミールから補うのも良いと思います。
ただ、卵と同じ6g程度補うためには、約50gのオートミールを食べる必要があります。
たんぱく質を補う一助くらいで、考えるのがよさそうです。
オートミールの食べ方
さて、オートミールの食べ方です。
●水、牛乳、豆乳などで煮て「おかゆ」のようにして食べる。
軽く煮るだけで「おかゆ」になるため、手軽に食べられます。
●牛乳をかけて「シリアル」として食べる。お好みでフルーツをのせて。
牛乳をかけてすぐに食べられますが、時間を置くと柔らかくなったオートミールを楽しめます。
●煮込んでスープの素などで味付けをして、野菜や具材を入れて「ぞうすい」のようにして食べる。
いろいろな味付けが楽しめます。
どれも、簡単に食べられますから、手軽な食事として便利です。
食事が食べにくくなった
年齢の方にも
例えば、年齢に伴い、食事が食べにくくなることがあると思います。
そんな時でも、簡単におかゆ状の食事になりますから、食べやすいと思います。
白米でおかゆをつくるのと比較すると、調理時間が短い、食物繊維など栄養が豊富、だから食後の血糖値も上がりにくいなどのメリットがあります。
大麦、もち麦、イヌリンなど、いろいろな食物繊維豊富な食品の中でのオートミールの位置づけ
こだわり商品研究所では、大麦、もち麦、イヌリン、オートミールなど、不足しがちな食物繊維を手軽に食べられる食材をご紹介しています。この中でオートミール(クイックオートタイプ)の位置づけをまとめてみます。
●水分を吸水しやすいため、手軽に食べられる。炊飯的なことをする必要がない。忙しい朝、時間のないランチなどにも良いかもしれません。
●牛乳に浸したり、おかゆ的に食べたり、スープ的に味付けしたり、フルーツと一緒に食べたり、和洋いろいろな味付け料理で楽しめる。
●味付け次第でとても美味しい。食べやすい。
●大麦と比べて量を食べやすい。水溶性食物繊維は、大麦に比べて少ないが、量を食べることで補える。
●全体的に栄養素がバランスよい。(玄米をイメージするとわかりやすい)
●あまり咀嚼が必要ないため、食べる際、唾液の分泌が少なくなるというデメリットも。(噛める食材と一緒に食べることで解消できるかも。)
●逆に、咀嚼が難しくなったご年配の方などに適しているかも。
●ごはんにお味噌汁といった料理には、大麦、もち麦の方が合っている。
●大麦、もち麦は、しっかり噛める。咀嚼できる。
●大麦、もち麦、オート麦、それぞれ食物繊維の組成が違う。
●推奨としては、いろいろな種類の食物繊維を食べてほしい。
→ 大麦、もち麦、オートミール、イヌリンなど、並行してご利用いただくことをおススメします。
→ 日々のあらゆる食事の中に発酵性食物繊維を!
カントリーファーム オーガニック・オートミール
オーガニックオートミール 商品詳細
■名称:有機オートミール
■原材料名:有機オート麦
■内容量:650g
■栄養成分(100gあたり):
エネルギー・・・373kcal
たんぱく質・・・11.8g
脂質・・・7.3g
炭水化物・・・68.2g
-糖質・・・61.6g
-食物繊維・・・6.6g
食塩相当量・・・0.02g
■原産国名:ドイツ
■販売者:ウィズメタックフーズ株式会社
■注意点:
※開封後は吸湿、虫害を防ぐため袋口を閉じ、冷蔵庫または密封容器で保管の上、賞味期限にかかわらずできるだけ早めにお召し上がりください。
※この製品は、乳成分、そば、アーモンド、大豆、もも、くるみ、ごま、カシューナッツを使用した工場で製造されています。
※この製品は穀物を使用しております。加工上除去しきれない原料由来の穀物の外皮が残っている場合がありますので、ご注意ください。